ベトナム人の死と外国人収容所の過酷な実態

ベトナム人の死と外国人収容所の過酷な実態

茨城・牛久にある東日本入国管理センターでは3月末、ベトナム人男性が死亡。過去4年間で、3人が亡くなっている(写真:共同通信)

「私たちは、こんな場所に死にたくないです。これ以上、私たちにがまんできないので、Nguyenさんと同じなりたくないです。どうか、私たちにたすけて下さい。お願いいたします。上記のことすべて真実のことです」(原文ママ)――。

3月25日、茨城県・牛久の東日本入国管理センター(通称・牛久収容所)で1人のベトナム人男性が亡くなった。死因はくも膜下出血。収容されている外国人を支援する複数の人たちによると、Nguyen(グエン)さんというその男性は亡くなる1週間前から強い痛みを訴えていたが、職員が取り合うことはなかったという。冒頭は、その一部始終を見ていた収容者6人が連名で、支援者に送った手紙の一部だ。

■週末は医師にかかれない

入国管理局の収容所での外国人の待遇が改めて問題視されている。5月には東京や名古屋に収容されている外国人の多くがハンガーストライキを実施。約2週間に及んだハンストには最大100人が参加したという。が、入管の扱いに対するハンストが起こったのはこれが初めてではない。過去にも大規模なハンストが起こったことがあるが、「一時、職員による対応は改善したものの、近年はまた悪化傾向にある」と、支援団体「仮放免者の会」の顧問弁護士を務める指宿昭一弁護士は話す。

特に深刻なのは、収容所における医療問題で、2013年以降、東京入管収容所で2人、牛久収容所では3人(グエンさん含む)が死亡している。

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