2018年以降、「世界同時不況」が始まる理由

2018年以降、「世界同時不況」が始まる理由

2008年のリーマンショック時。バブルは例外なく弾ける。次の崩壊はいつやってくるのか(写真:ロイター/アフロ)

これからの世界経済の大きな流れについて、みなさんはどのようにお考えでしょうか。今の株式市場の雰囲気から判断すると、「世界経済は今後も順調に拡大するだろう」と考えている方々がけっこう多いのではないでしょうか。

ウォール街では米国の景気拡大がはやし立てられ、米国株も6月に入って史上最高値を再び更新したばかりです。株式市場の強い動きに引きずられるように、米国では多くのエコノミストたちが楽観的な景気予測に傾いてきています。いつも不思議に思うのは、株価が上がると人々は「景気がよくなる」と勘違いをしてしまうということです。そういった意味では、エコノミストも一般の人々も大差はないといえるのかもしれません。

■2020年までに世界経済の激震が始まってもおかしくない

IMF(国際通貨基金)も世界経済は腰折れすることなく、順調に成長していくという見通しを堅持しているようです。IMFが4月中旬に発表した最新の経済見通しでは、2017年の世界経済の成長率見通しを3.5%と前回(2017年1月)の数字から0.1ポイント上方修正し、2018年の成長率も3.6%まで高まると予測しています。2016年の成長率3.1%から2年連続で世界経済の拡大は継続するだろうと考えているわけです。

確かに、2017年3月末の時点では、世界経済を牽引する米国では消費が増加基調を保っているうえに、欧州でも消費が回復基調を続けていることが確認されています。

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