日銀に次期総裁とダイエットの準備はあるか

日銀に次期総裁とダイエットの準備はあるか

FRBのイエレン議長は2018年2月に控える任期も意識、「出口への入口」へ。一方の日銀には黒田総裁の後継者や出口戦略の「ストーリー」はあるのだろうか(撮影:尾形文繁)

米国の連銀はFOMC(連邦公開市場委員会)、日本銀行は金融政策決定会合。いずれも年8回行われるので、会議の日程はいつも似たような時期になる。ときには日本が先になり、ときには米国が先になる。為替レートを予測する際には、このアトサキが重要になってくる。今週は6月13-14日にFOMCが、6月15-16日に金融政策決定会合が行われた。つまりは日本側が「ジャンケン後出し」となった。

■「ドーピング」をやめた米国は「ダイエット」開始へ

注目のジャネット・イエレン議長の記者会見は、日本時間6月15日午前3時半から行われた。

徹夜でスタンバイしていたエコノミストや投資家は、少なくなかったものと拝察する。筆者の場合はのんびり寝ていた。FOMCについては、当日朝のテレビ東京『モーニングサテライト』で、鈴木敏之シニアマーケットエコノミスト(三菱東京UFJ銀行)の解説を聞くのがいちばん手っ取り早いからである 。さらに記者会見の要旨は、飯田香織さん(NHK)のブログが丁寧に書き起こしてくれている 。いやあ、助かります。ご両人に感謝です。

この日の米連銀は、3四半期連続となる0.25%の利上げを決定し、それと同時に保有資産を年内にも減らし始めることを表明した。前者は大方の読み通りであったが、このタイミングでバランスシートの圧縮案を提示したことは、「思ったよりもタカ派だな」と受け止めた向きが多かったのではないか。

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