200万人都市「札幌圏」JR電車通勤の実態とは

200万人都市「札幌圏」JR電車通勤の実態とは

721系エアポート用編成による区間快速。爽やかな帯をまとい快走する札幌都市圏の電車はJR北海道そのものを支える(撮影:久保田敦)

鉄道ジャーナル社の協力を得て、『鉄道ジャーナル』2017年8月号「200万都市札幌のJR電車」を再構成した記事を掲載します。

JR北海道の道央地区の電化区間は、長く函館本線の小樽−旭川間と千歳線・室蘭本線白石―室蘭間の、札幌を核とする3方向であったが、2012年、それに学園都市線の愛称を持つ札沼線桑園−北海道医療大学間が加わった。青函トンネルを介して青森から函館、そして北海道新幹線開業に際してリレー列車用に新函館北斗までも電化されたが、そちらとは繋がっていない。

“道央”を離れると人口が少なく酷寒地の降積雪という特殊条件があって、都市間幹線でも電化に至らなかった。ゆえに、道央に独立した電化区間は需要を象徴するもので、とくに都市鉄道としての輸送は、北海道では札幌でしか見られないものとして存在する。

■朝の函館線、電車・気動車併結列車

早朝6時、ICカード乗車券で札幌駅に入る。前記普通列車の運転範囲、函館本線小樽−岩見沢間、千歳線苫小牧・新千歳空港まで、札沼線北海道医療大学までが、札幌圏のICカード導入範囲である。

6時08分発の始発列車、1928D然別行きで小樽へ。この気動車列車は、小樽から先の非電化区間へ苗穂運転所から車両を送り込むための列車で、キハ40とキハ150の2両編成。早朝なので2両で事足りる。千歳線にも同様、苫小牧〜室蘭間で運用するキハ143形を送り込む列車がある。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)