「ホールフーズ」がアマゾンに身売りした事情

「ホールフーズ」がアマゾンに身売りした事情

マンハッタンにあるホールフーズに並ぶ野菜。ほかのスーパーに比べて価格が高めなため、「ホール・ペイチェック(給料がすべて消える場所)」と呼ばれることも(写真:Carlo Allegri/ロイター)

アマゾンが137億ドル(約1.5兆円)で買収すると発表したことで、世間の耳目を一気に集めている高級スーパー「ホールフーズ・マーケット」。自らを「アメリカで最もヘルシーな食料品店」と評する同社の身売りは米国人にとって大きな衝撃となった。

テレビ、新聞、ネットニュースはこの話で持ちきりになり、ツイッターには「アマゾンが137億ドルでホールフーズを買収――(ホールフーズで売っているオーガニックの)ベリー11袋分に相当」といったジョークが飛び交った。

■ツイッターで異常な盛り上がり

中でも、ツイッターで異常な盛り上がりを見せたのが、アマゾンが開発するアレクサという人工知能(AI)を搭載した音声認識端末「エコー」と、アマゾンのジェフ・ベゾスCEOの架空のやり取り。エコーにはアマゾンの商品を注文できる機能が付いているのが特徴で、米国では「アレクサ、〜を注文して」とエコー経由でアマゾンの商品を買う機会が増えている。そこで、出てきたのが以下のやり取りだ。

ベゾスCEO:アレクサ、ホールフーズで何か買って。

アレクサ:わかりました。ホールフーズを買収します。

ベゾスCEOほどになれば、エコーを使って企業を買収することもなんてことない、ということを表すこのジョークの面白さは、米国人にしか通じないかもしれない。が、ツイッターでは瞬く間にこのジョークがリツイートされると同時に、これをベースにしたジョークがどんどん増えていった。

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