澤田社長、「ファミドンキをぜひ実現したい」

澤田社長、「ファミドンキをぜひ実現したい」

6月14日、グーグルのクラウドサービスを採用する狙いを語る澤田貴司社長(撮影:風間仁一郎)

6月に入り、グーグルやLINEなどIT企業との提携・協業を相次いで発表したコンビニエンスストア大手のファミリーマート。グーグルのクラウドサービスや、LINEの開発した人工知能(AI)プラットフォームを活用して、業務効率化や新型店舗の開発につなげようとしている。

さらに、持ち株会社であるユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)が、ディスカウントストア大手のドンキホーテホールディングスと業務提携に向けた検討を開始した。提携内容は半年内をメドに具体化する方針。この提携検討は組み合わせが異色なだけに、業界内にさまざまな臆測を呼んでいる。

ファミマは2016年9月のサークルKサンクスとの統合で、業界トップのセブン-イレブン・ジャパンに匹敵する規模を手に入れた。しかし、“質”の面ではまだ差が大きい。2017年2月末の平均日販(1日当たり1店売上高)はセブン66万円に対し、ファミマは52万円にとどまる。

一連の提携によって、ファミマはどのようにセブンとの差を埋めていくのか。就任から10カ月が経過した澤田貴司社長を直撃した。

■AIで「未来のファミマ」を作る

――グーグル、LINEなどIT企業との業務提携を相次いで発表した。

今までのファミマは、店舗数の拡大を優先してきた。これまではそのための買収や提携だった。店舗数がなければ衰退していく。そのことを考えれば、正しい戦略だった。だが、それ以外のところには正直、手が及んでいなかった。

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