フジ日枝会長「最後の総会」、株主の批判は?

フジ日枝会長「最後の総会」、株主の批判は?

フジテレビの視聴率は盛り返せていない。厳しい状況下の株主総会だった(撮影:尾形文繁)

29年間に渡ってフジテレビジョンのトップを務めた日枝久会長。その最後の議長姿を見るためか、会場には多くの株主が詰めかけた。相変わらず一部の過激な株主からヤジと怒号が飛び続けたが、昨年の株主総会よりは落ち着いた印象だった。

6月28日、フジ・メディア・ホールディングスはグランドニッコー東京 台場(港区)で第76回定時株主総会を開催した。会社側が提案した議案である「剰余金の処分の件」「取締役17名選任の件」「監査役3名選任の件」は承認され、株主側からの修正動議などはすべて否決された。10時から始まった総会は2時間58分で閉会(昨年は3時間35分)となった。

■トップ人事の理由を株主が質問

フジメディアはフジテレビの長期にわたる業績不振を理由として、5月に経営トップの刷新を発表している。この総会をもって、フジの亀山千広社長は退任。HDの日枝会長も取締役相談役に退き、フジでも会長職を退き相談役となる。フジとHDの社長にはBSフジ社長だった宮内正喜氏が就任し、HD社長の嘉納修治氏はHD会長とフジ会長を兼務する、というものだ。

株主の質問で最初に問われたのは、取締役相談役として残る日枝氏の役割についてだった。会社側は「長年トップを務めた経験から助言を行っていく。グループがさらなる成長をするためには相談役としてのアドバイスが必要。取締役として知見を述べてもらう」(和賀井隆取締役)と答えている。

「フジ社長に就任する宮内氏の実績を教えてほしい」との質問もあった。これについては「以前フジテレビにおいて営業、編成、経営企画などいろいろな部署を経験。系列局やBS局の経営も経験した。BSフジは2年連続で業界トップ(売上高・営業利益)になった。新体制にあたり社内の空気を変える、全体的にグループを変えることをコンセプトに新体制を組んだ。宮内は今後の環境作りをする」(嘉納社長)と説明している。

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