ソニー渾身「スマートウォッチ」の真価と課題

ソニー渾身「スマートウォッチ」の真価と課題

7月3日に発表されたwenaの新製品「wena wrist Leather」(筆者撮影)

ソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(SAP)」から生まれたwenaの新製品説明会が7月3日、開催された。

wenaはソニーの新規事業開発プロジェクトの中でも極めてユニークな位置付けのブランドだ。最初の製品であるwena wrist(ウェナリスト)は同社のSAPを通さずに、まだソニーモバイルネットワークス入社1年目だった對馬哲平氏が企画。社内審査を通って事業化された。加えて当初よりソニー社外、具体的にはシチズンに社内にはないノウハウや生産技術を求め、コラボレーションしたプロジェクトでもある。

決して従来のソニーからは生まれなかった製品という意味で、wena wristはSAPを象徴する製品だったと言えよう。

そんなwenaの新製品とはどんなものなのか。

■交換可能なバンドの中に「スマート機能」を入れる

wena wristはモバイルFeliCaの技術を基礎にして、スマートフォンと無線で接続しながら機能する機能とウエアラブルデバイス(活動量計)を融合した製品だった。

時計は長い歴史の中で機能性だけでなく、趣味性の高い商品として育ってきた経緯がある。そうした中で時計本体をスマート化するのではなく、交換可能なバンドの中にスマート機能を入れていくことで、時計産業とエレクトロニクスデバイスの融合を図ろうとしたわけだ。

実は今回の発表会でも、記者からは「Apple Watchのような盤面を電子化した商品は作らないのですか?」という質問が出ていたが、もとより時計本体に関しては自由にしたいという思いから生まれた製品だったのだから、その答えはおのずと決まっている。

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