元中日・谷繁が語る、「本当の結果」を出す方法

元中日・谷繁が語る、「本当の結果」を出す方法

中日ドラゴンズでキャッチャーと監督を兼任していた2015年当時の谷繁元信氏。キャッチャーとして長年活躍する中で培った細かな目配りが、その思考法に取り込まれています(写真:共同通信社)

日本プロ野球で2015年まで実に27年間の現役生活を送り、史上最多の通算3021試合出場を果たした谷繁元信氏。横浜ベイスターズ、そして中日ドラゴンズでチームの要であるキャッチャーとして長期間にわたって活躍しました。監督としても中日で2014年から選手と監督を兼任、引退後の昨シーズンは専任監督を務めました。

プロフェッショナル集団のリーダーは、チームとともにどのような心構えで練習や試合に臨んだら良いのか。そして、周囲にどのように目を配り、どうコミュニケーションを取るべきなのか。著書『谷繁流 キャッチャー思考』にも記されている、ビジネスの世界にも通じる「準備」と「復習」に立脚したプロの思考法を明かします。

今年の春に、プロ入り後初めてスーツを着てキャンプ地を訪れました。これまでは自分が所属したことのあるベイスターズとドラゴンズの練習しか知りませんでしたが、このキャンプで初めて他球団の練習を見ることになりました。当然ながら、自然と目が行くのはキャッチャーの練習風景です。

ある球団では、キャッチャー陣がホームからのノックを1塁ベース付近で受けて2塁や3塁に送球する練習をしていました。その時にふと気になることがありました。ノックを受けたらすぐに球を右手で持って、一度キャッチャー座りをしてから立ってスローイングしていたのです。

しかし、実際の試合では、キャッチャーはそのような動きをしません。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)