「釣り女子」を育てる目からウロコの"仕掛け"

「釣り女子」を育てる目からウロコの"仕掛け"

ハヤブサは、女性や子供を中心にさまざまな釣りイベントを展開している(筆者撮影)

釣り具の老舗ハヤブサの歯朶(しだ)由美社長は、日本釣振興会の女性理事になりました。振興会47年の歴史で初めてのこと。長らく男の社会だった釣り業界も、縮小する釣り市場に危機感を抱き、女性目線での改革を目指しています。

■釣り人口はピーク時の3分の1に

子供たちに人気だった『釣りキチ三平』、西田敏行・濱田岳さんが映画、テレビで演じる『釣りバカ日誌』など、釣りは老若問わず楽しめる国民的レジャーだと思っていました。

「いえいえ、10年前に1200万人だった釣り人口は、いま、700万人を切っています」と歯朶社長。振り返れば、ピーク時の1990年代後半は2000万人超え。キャンプのついでに釣りも、といった隠れ釣り師も加えれば、潜在需要3000万人というのも大げさではありませんでした。それが現在は3分の1に縮小。人口減、海底環境の保護、湾岸の保安強化などさまざまな理由から、釣り離れに拍車がかかっています。危機感を持った釣り業界は、テクノロジーの進化、マーケティングの強化に加え、釣り人そのものを育てる取り組みを始めています。そして釣り針、仕掛け大手の「ハヤブサ」も、女性社長独特の視点で、釣り人口底上げ活動を積極的に展開中です。

まずは、女性ファンを広げるため2015年から始めた「ハヤブサLady 隼華(ハヤカ)」です。全国から釣り好き女性を募集。今年加入の25人を加え、現在56人の女性メンバーが北海道から九州で活躍しています。

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