ゲーム音楽専門オーケストラ「JAGMO」の正体

ゲーム音楽専門オーケストラ「JAGMO」の正体

客層は20〜30代の若者が多く、クラシックのコンサートに行ったことがないという人が大半だ(写真提供:カヤック)

クラシック音楽とゲーム。この異質な2つのカルチャーが融合され、新たな潮流が生まれようとしている。その最も先鋭的な担い手がゲーム音楽専門のプロオーケストラ、JAGMO(Japan Game Music Orchestra)だ。

JAGMOはゲーム音楽だけを演奏するために設立されたオーケストラで、2014年の設立以来、主催・依頼演奏を含め十数回のコンサートを実施している。パリで開催されているジャパンカルチャーのイベント「JAPAN EXPO」には、弦楽四重奏団として2015年と2016年に出演。8月26日、27日には東京芸術劇場にて「旅人達の追想組曲」と題するコンサートを開催する予定だ。

JAGMOの目的は、ゲーム音楽の生演奏を通じて、ゲーム音楽のすばらしさを広めるとともに、クラシック音楽のファン層を広げることだという。プロデューサーの山本和哉氏は自身、音楽大学を卒業したプロの作曲家・演奏家でもあり、もちろん大のゲーム好き。

「2000年代を代表するものとして後世に残る文化にしたい。ゲーム音楽はその可能性を持っています」(山本氏)と熱を込めて語る。

■ゲームの世界に没頭するための重要な要素

とはいっても、マイナーで敷居が高いと思われているクラシックと、子どもや若者にファンが多いゲーム。水と油のように相性が悪いのではないだろうか。しかし、「音が心を動かす」という部分では、共通していると山本氏は言う。

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