超高学歴25歳女性が生活保護に頼る深刻事情

超高学歴25歳女性が生活保護に頼る深刻事情

高坂美咲さん(25歳)は10代半ばでうつ病を発症し、長年、希死念慮と闘っている(編集部撮影)

この連載では、女性、特に単身女性と母子家庭の貧困問題を考えるため、「総論」ではなく「個人の物語」に焦点を当てて紹介している。個々の生活をつぶさに見ることによって、真実がわかると考えているからだ。

今回紹介するのは、米国の大学院を卒業して現在求職中の25歳の女性だ。彼女は親と縁を切り、生活保護を受けている。

「最近、また死にたいって気持ちが強くなって……けっこう、しんどいです」

中央線沿線駅。高坂美咲さん(仮名、25歳)は、表情を変えぬまま、そんなことを言いだした。10代半ばでうつ病を発症し、長年「死にたい」気持ちが治まらない希死念慮と闘う。見た目は年齢相応の普通の女性だったが、表情に喜怒哀楽がないのと、眠れていないのか若干疲れているのが気になった。

「働きたい気持ちはあるけど、精神病があるので働けない。しばらく就活して、内定をいただいても辞退みたいなことを繰り返していました。ずっと家にこもっている生活でしたが、今年の初めに担当医から“週2〜3日ならば働いてもいい”と診断されたので、2カ月くらい前まで派遣で外資系企業の英語受付をやっていました。でも、解雇になってしまいました」

解雇理由は「大声でわめき散らした」こと。理不尽な解雇だったようで、彼女は「私、そんなこと絶対にしていません」と言う。解雇直後、精神状態が悪化して人に会える状態ではなかった。最近、ようやく立ち上がって新しい仕事を探すために求人情報サイトをチェックしている。

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