あの伝説のゲーム、「電車でGO!」の誕生秘話

あの伝説のゲーム、「電車でGO!」の誕生秘話

本格的な鉄道シミュレーターが家庭で楽しめる「電車でGO!」はミリオンセラーとなった(写真:ワン太郎 / PIXTA)

読者の皆さまは「電車でGO!」というゲームで遊んだことはあるだろうか。また、1997年に家庭用ゲーム機プレイステーション版として発売された「電車でGO!」のテレビCMを覚えていらっしゃるだろうか。

そして、「鉄道エンターテインメント小説」というジャンルを中心に作品を生み続けている「豊田巧」という作家が、この「電車でGO!」の家庭用版の仕掛け人だったいうことをご存じだろうか。

子供向け鉄道推理小説「電車でいこう!」はシリーズ26巻で40万冊以上、アニメ化も記憶に新しい「RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-」シリーズは13巻で60万冊以上のヒットを飛ばし、ほかにも本格派鉄道推理小説『鉄血の警視 警視庁鉄道捜査班』や朝日小学生新聞連載中の鉄道コミック「きっぷでGO!」では原作を担当している鉄道エンターテインメント作家・豊田巧。

筆を手に取り始めて6年間で65冊を上梓する多作で知られた豊田だが、次から次へと鉄道エンターテインメント作品を生み出せるのにはわけがある。それはゲーム会社というエンターテインメント業界に身を置いて鉄道ビジネスにかかわる中で、鉄道がいかにエンターテインメントになりえるかを考え続けてきたからである。

なぜ、彼がこの場所にたどり着いたのか。まずは、「電車でGO!」の宣伝を豊田がどう仕掛けたのかを振り返りながら、鉄道エンターテインメントビジネスの可能性を探っていきたいと思う。

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