社長の役割とは「社員を感動させること」だ

社長の役割とは「社員を感動させること」だ

社員を「感動させる」とは、どういうことか?(写真:CHIRO / PIXTA)

社員を感動させる、周囲を感動させる、多くの人を感動させる――。このことは、経営において、極めて重要であると思います。感動は、相手を喜ばせるということではありません。喜ばせるというだけなら、なにか物をあげれば、喜ぶかもしれません。社員の給料を上げれば、社員は喜ぶだろうと思います。なにか助けてあげれば、相手は喜ぶでしょう。

辞書にも、喜ぶとは「うれしく思う」、感動するとは「心が動く」とあります。

やはり、喜ばせる程度だけでなく、一歩深めて、社員を「感動させる」ことこそが、社長として、あるいは上司として心掛けるべきもっとも重要なことではないかと思います。

■PHPで実施した「バースデー休暇制度」

PHP研究所社長時代、私も社員に喜んでもらうことをいろいろと実行しました。たとえば、「バースデー休暇制度」を実施しました。有給休暇ですが、公式の有給休暇とは関係なく、社員の誕生日の前後、1週間の期間で1日取ってもらうようにしました。社員は大いに喜んでくれましたが、もちろん、感動してくれる域まではいっていなかったと思います。

あるいは、物故した社員の、残されたお子さんたちには、大学を出るまで、小学生、中高学生、大学生と金額は異なりますが、奨学金を出す制度も実施しました。週1回ノー残業デーを強制的に設定し、また、法定残業時間の順守のため、毎月1回、社員との懇談会で確認、チェックする制度もつくりました。

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