独身を幸せにする「エモい」という感情の正体

独身を幸せにする「エモい」という感情の正体

増え続ける独身者の消費を読み解くキーワードは、「エモい」にありました(写真:polkadot / PIXTA)

「エモい」という言葉をご存じでしょうか?

決して「エロい+キモい」という意味ではありません。一部、新聞などでは「エモいとはヤバいの代用としての新しい若者言葉」と紹介されていましたが、それも正しくありません。「エモい」は新語というわけでもなく、すでに1980年代から使われている言葉です。

■エモい=うまく説明できないけれどなんかいい

「エモ」とは「エモーショナル」の略ですが、もともとは、音楽のジャンルの一つである「イーモウ(Emo)」からきており、メロディアスで哀愁的な音楽性と切ない心情を吐露する歌詞が特徴的なロックミュージックを指します。基本的には「心が動いた」「心に刺さった」という感動的な意味合いで、「なんか、うまく説明できないけど良い」という論理的なものを超越した情感でもあります。

「エモい」を、おそらく日本で一番よく使っているのは、現代の魔法使いことメディアアーティストの落合陽一さんです。彼によれば、「エモいとは、ロジカルの対極にあるもの。“もののあはれ”や“いとをかし”」と定義しています。

“もののあはれ”とは、単に「哀れ」という意味だけではなく、喜怒哀楽や恋しさ、愛おしさなども含め、深く心に感じるあまり言葉にならない状態です。ありのままに見て、そして感じることとでも言えばいいでしょうか。

さて、今回はこの「エモい」がソロ社会での消費のカギとなるお話をしましょう。

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