「貯金できない人」が気づかない残念な習慣

「貯金できない人」が気づかない残念な習慣

「貯金できない人」には「残念な習慣」があるかも。それがわかれば「おカネが貯まる人」になれる(写真:Kazpon / PIXTA)

「貯金するのが苦手な人」というのは、必ず皆さんの周りにいるはずです。一方、逆の人、すなわち「貯金が得意な人」もいるはずですが、いったい誰がそういう人なのかはよくわかりません。なぜなら、人は自分がたくさんおカネを貯めていても、それを人には言わないのが普通だからです。ところが、行動を見ているとこれらの人たちに共通することがわかってくるようになります。

FP(ファイナンシャルプランナー)で家計診断をしている人などが、「貯金するためにはこうすべきだ」とか「こういう人はおカネが貯まらない」といった記事をコラムで書いているのをよく見かけることがあります。

それらの意見はクライアントからの相談を受けた経験上から得たことでしょうからいずれもそのとおりだと思いますが、私は少し違った観点から「貯金できない人の残念な傾向」について考えてみたいと思います。それは2017年ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のリチャード・セイラー教授が専門とする行動経済学から考える視点です。どういうことでしょうか。詳しくお話ししましょう。

■「夏休みや冬休みの宿題」を計画通りする人でしたか?

突然お聞きしますが、皆さんは小学校のときに夏休みや冬休みの宿題をいつやるタイプでしたか? 夏休みが始まると同時にすぐ始めて前倒しでやるか、あるいは計画的に期間均等にやるか、そして最後の1週間でやるタイプだったか。

容易に想像できるのは、最後の1週間で慌ててやる人が多いのではないだろうか、ということです。私が所属している行動経済学会で、以前日本医科大学の江本直也教授のお話を聞いたことがあるのですが、その中に糖尿病患者のうち、生活習慣から発症したと思われる人が子供の頃、「夏休みの宿題をいつやっていたか」という、まったく同じ質問をしたアンケート結果があるのです。

はたして、生活習慣から糖尿病になってしまった患者さんは、夏休みの宿題をいつやっていたのでしょうか?

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