「ジョンマスター」、問われる消費者への姿勢

「ジョンマスター」、問われる消費者への姿勢

東京・表参道にあるジョンマスターオーガニックの路面店、ヘアサロンやカフェなども併設する(撮影:編集部)

2017年9月、天然由来原料による高級化粧品ブランド「ジョンマスターオーガニック」で発表された自主回収問題。発覚から1カ月半近くが経過したが、不可解さは何ら解決されていない。

経緯を振り返っておこう。ジョンマスターオーガニックグループ(本社・東京都渋谷区)のHPに「製品の自主回収のお知らせ」が突然掲載されたのが、9月21日。「ヘアケアおよびスキンケア製品のラベルに、一部成分表示の不備があったことが判明した」という理由だった。

自主回収の対象となったのは、2016年9月8日から2017年9月21日にアメリカの工場で作られた「イブニングPシャンプー」「Z&Sコンディショニングシャンプー」など、38品目121万個の製品だ。

■説明会はいっさい開かれていない

その後10月5日、再度HPに説明が掲載された。今回の問題は「米国でサプライチェーンおよび製造委託業者の包括的な自主検査を行ううえで発覚したもの」で、米国から日本へ「不正確な成分表が交付されていたことが判明した」。

成分誤表示の内容が聞いてあきれる。天然由来の原材料100%のイメージを振りまきながら、シリコンといった石油由来の合成原料を使用していた。あるいは、ラベンダーエキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキスといった天然の植物由来の原材料が使われていないのに、使われていると成分表示されていた――。

この説明の掲載以降、現時点で新たな情報公開は何もなされていない。実は、美容院、問屋、百貨店、直営店など販売ディーラーに対する説明会なども、いまだにまったく開かれていないという。ある販売関係者は「われわれも、見ているのはHPのお詫びと説明だけ」と打ち明ける。

続きは 東洋経済オンライン で

1

関連記事(外部サイト)