麻生、二階、菅、「安倍政権3本柱」にあつれき

麻生、二階、菅、「安倍政権3本柱」にあつれき

安倍首相(中央)を支える菅官房長官(左)と麻生財務相(右)の間にあつれきが出ている。写真は2018年6月の中央防災会議に出席する安倍首相ら(写真:時事通信)

米朝首脳会談や統計不正をめぐる国会の与野党攻防に注目が集まる中、ここにきて安倍晋三政権を支える麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長、菅義偉官房長官の「3本柱」のあつれきが永田町の話題となっている。3人のそれぞれの行動や発言ぶりが党内外での批判や反発を招いていることに加え、お互いの政治的対立にもつながっているからだ。

麻生、二階、菅の3氏は、首相が政権の骨格として、多くの政治課題での対応を委ねている実力者だ。ただ、首相と3氏の個人的な距離がそれぞれ異なっている上、「ポスト安倍」での戦略や立場の違いが水面下での権力闘争につながり、安倍1強体制にすきま風が吹く原因とみられている。

■岸田、二階両派の抗争が再燃

衆院予算委通過をめぐる与野党攻防が大詰めを迎えた27日、女性問題で自民党を離党した田畑毅衆院議員(比例代表東海ブロック)が衆院に議員辞職願を提出した。同氏の辞職により、同党比例名簿に従って元職の吉川赳氏が繰り上げ当選する。二階派の田畑氏は2012年衆院選で初当選し、現在当選3回で、いわゆる「魔の3回生」の1人だ。同氏は知人女性から準強制性交容疑で愛知県警に刑事告訴され、与党からも議員辞職要求が噴出したことから辞職に追い込まれた。

単なるスキャンダル辞職以上の騒動となったのは、繰り上げ当選する吉川氏が岸田文雄政調会長の率いる岸田派所属で、衆院静岡5区での自民公認となる党支部長を務めているのが理由だ。

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