「根拠なき数字目標」を掲げてしまう上司のなぜ

「根拠なき数字目標」を掲げてしまう上司のなぜ

「場当たり的」な言動はなぜ生まれてしまうのでしょうか(写真: EKAKI/PIXTA)

会社や上司が「場当たり的」だ。そう感じたことがある会社員は少なくないのではないか。方針がコロコロ変わる。根拠不明な数値目標を挙げる。「社員の自主性」を口実に、下にすべてを丸投げする。なぜこんなことになるのか、『「場当たり的」が会社を潰す』から一部抜粋し再構成のうえお届けします。

■「場当たり的」言動の3パターン

「何だかこの前と言っていること違わないか?」「この目標、ホントに達成できるの?」「この戦略で大丈夫?」――こんな疑問が頭に浮かび、「ウチの会社、『場当たり的』なのでは……」という不安を抱いた経験のある会社員は少なくないのではないでしょうか。新著はそういう方々に向けて、「場当たり的」の発生のメカニズム、背景と解決法を示そうと思い執筆しました。

実のところ、日本にはそんなふうに社員に不安を抱かせてしまう会社が山ほどあります。私は、営業に関する研修で、数多くの企業に関わってきました。打ち合わせでは、役員や部長クラスの方に現状をお聞きします。

そういう際にも、「場当たり的」な言動を目にする機会は驚くほど多いのです。そんな経験を重ねるうちに、「場当たり的」言動には3つのタイプがあることがわかってきました。「力学優先型場当たり的症候群」「忖度優先型場当たり的症候群」「自己優先型場当たり的症候群」です。

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