二階氏「安倍4選ありうる」発言にざわめく自民

二階氏「安倍4選ありうる」発言にざわめく自民

二階俊博幹事長(右)は安倍晋三首相(左)の自民党総裁4選を支持している。写真は今年2月の自民党大会(撮影:尾形文繁)

平年より早い桜の開花が列島をにぎわす中、安倍晋三首相の自民党総裁4選論に永田町がざわめいている。

首相は昨年9月に総裁3選を果たしたばかりだけに、党内から「いくら何でも早すぎる(自民幹部)との声が相次ぐ。最新の世論調査では4選反対が過半数だけに、首相も「正真正銘、3期で最後」と火消しに追われている。しかし、「解散発言と同じで、額面どおりには受け取れない」(閣僚経験者)。参院選後に想定される党・内閣人事や、「ポスト安倍」レースの混迷も絡んで、自民党内の思惑も錯綜しているのが実態だ。

■ポスト安倍3氏は相次ぎ批判

自民党内の首相支持勢力の間でくすぶっていた安倍4選論を一気に浮上させたのは党ナンバー2の二階俊博幹事長。3月12日の記者会見で首相の総裁4選について「今の活躍からすれば十分ありうる」と明言。長期政権の弊害についても「余人をもって代え難いときには何ら問題はない」と力説した。

4選論については2月の党大会後に二階氏自身がそれとなく触れたほか、首相側近の加藤勝信総務会長も4選に言及していただけに、すぐさま党内に大きな波紋を広げた。

ポスト安倍の有力候補として「反安倍」の姿勢を強める石破茂元幹事長は、インターネット番組で「有権者が『そうだそうだ』と言うかは選挙をやってみないとわからない」と困惑を隠さず、同氏周辺は「まともに取り合ったら日本の政治がダメになる」と反発した。

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