「C-HR」が苦戦?人気SUVが飽きられ始めた理由

「C-HR」が苦戦?人気SUVが飽きられ始めた理由

SUVカテゴリーの中では人気上位のトヨタ「CーHR」だが、登録台数はここ数年で減少している(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

クルマには軽自動車やセダンなど、さまざまなカテゴリーがある。今やクルマは日常的なツールとなり、軽自動車や5ナンバーサイズのコンパクトカー、多人数が乗車可能なミニバンが売れ筋となっている。

いずれも実用性が高く、特に軽自動車は維持費も安いから、新車として売られるクルマの36〜38%を占める。1.0〜1.5Lエンジンを搭載するコンパクトカーも20〜25%に達するため、合計すれば新車需要の60%前後が小さくて価格の割安なクルマだ。

最近は景気回復が話題になるが、国民がそれを実感するには、所得の増加が不可欠だろう。政府統計によると、1世帯当たりの平均所得金額は、1994年の664.2万円をピークに下がり続けている。近年は少し上向いたが、2016年が560.2万円だ。依然として20年以上前の所得水準に戻っておらず、約100万円も低い。

その一方で乗用車の価格は、安全装備や環境性能の向上で、平均すると約20%高くなった。所得は下がる一方で、クルマの価格が高くなったのでは、ユーザーは乗り替えの度にサイズを小さくするしかない。

このような事情もあって、小さな軽自動車やコンパクトカーが好調に売れている。「ダウンサイジング」とトレンドのように表現するが、ユーザーの置かれた状況はもっと切実だ。

■SUVが堅調に売れてきた理由

実用的なクルマが好調に売れる一方で、唯一例外的に注目されるのが大人気のSUVになる。

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