男が「婚活を始めるきっかけ」は意外なものだ

男が「婚活を始めるきっかけ」は意外なものだ

真剣に結婚を考えるようになったきっかけは、身内に起こったある出来事でした(写真:マハロ/PIXTA)

「なぜもっと早く結婚を意識しなかったのか」。面談にやってくる30代後半、40代、50代の初婚者と面談すると、いつも思う。

仲人として婚活現場に関わる筆者が、毎回婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「それまで考えなかった結婚を決意するとき」だ。

■「限りある命」を次につなげたい

「一昨年まで、結婚するつもりはなかったんですよ。ただここ1、2年の出来事が気持ちを変えたんです」

面談にやってきた大林守(37歳、仮名)は、言った。身長175センチ、体重は100キロ近くあるだろうと思われる巨漢だったが、話しながら顔をクシャクシャにしてよく笑うので、とても人懐っこい印象を受けた。

まったく結婚する気持ちのなかった彼が、なぜ婚活を始めようと決意したのか。

「一昨年、一族の中で“最強”と言われていた祖母が、がんで亡くなったんです。80を超えても矍鑠(かくしゃく)としていて、何でも食べるし、足腰もしっかりしていてよく動いて家事もしていた。“おばあちゃんは100歳まで生きるね”と家族の誰もが思っていたのに、病気には勝てなくてあっけない最期でした。

さらに去年、母ががんになったんです。幸い発見が早かったので、治療をして元気になり、今は経過観察の時期に入っているんですが。年を取れば重い病気にもなる。あっという間に最期を迎える。家族っていつまでも元気でいるわけではないんだな、というのを実感したんです」

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