「ほぼ東京」を自称する川口は一体何があるのか

「ほぼ東京」を自称する川口は一体何があるのか

自称「ほぼ東京」川口を分析

「ほぼ東京」を自称する川口は一体何があるのか

JR川口駅前から眺めると、周辺にはタワーマンションや高層ビルが並び立つ(筆者撮影)

川幅の広い荒川の鉄橋をゴトンゴトンという走行音で電車が渡りきると、そこは埼玉県川口市だ。川口駅は京浜東北線東京都北区である赤羽の次の駅だ。

埼玉県内でも和光市、新座市、所沢市など東京都と地続きの地域と比べると、川を渡ることでの越境感がある。現在大ヒット中の映画『翔んで埼玉』の作品中でも、東京と埼玉の間の“関所”が設けられているのは川口という設定だった。

■林立するタワマン

その川口の街を東京側から眺めると、タワーマンションが建ち並び、まるで絵に描いた未来都市のよう。浦和や大宮、そして近年タワーマンション街となっている武蔵浦和といった県内各地のどこをも凌駕する数だ。

比べるとすれば、神奈川県川崎市の武蔵小杉だろうか。武蔵小杉には現在11本のタワーマンションが建っているそうだが、ざっと眺めたところ、川口にはそれ以上の数がある。ここはいわゆる「埼玉都民」が多く住む東京のベッドタウンだ。

川口駅前に貼ってあった川口の観光ポスターには「荒川を渡るとそこは川口 東京のとなり 行ってみよう川口!!」というコピーが躍っていた。数年前には「ほぼ東京」「治安だって、言うほど悪くない」といった自虐広告を川口市がYouTubeなどにアップし移住促進を図っていた。

埼玉県内でも、東京へのアクセスのよさ、そして人口は約60.3万人(2019年1月1日)とさいたま市に次いで多い。

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