埼玉の「東西分裂」、列車本数を調べてみると…

埼玉の「東西分裂」、列車本数を調べてみると…

川越線は大宮と川越という埼玉の大都市を結ぶ割には本数は多くない(写真:hiroshi/PIXTA)

埼玉をディスりまくった映画『翔んで埼玉』の大ヒットもあって、いま埼玉県が全国的に注目を集めている。

この映画の随所に「池袋には埼玉の人間が多い」とか「同じさいたま市でも、浦和と大宮の人はあまり仲がよろしくない」といったような「埼玉あるある」が散りばめられていることから、ネットやテレビのバラエティー番組で、この「埼玉あるある」が話題にのぼることが多くなった。

そんな「あるあるネタ」の中で、よく耳にするのが「荒川の壁」だ。これは通勤、通学で都内に行く住民が多い埼玉県では、埼玉県の各地から都内へ向かう交通は発達しているにもかかわらず、県内を東西に結ぶ交通は貧弱なため、同じ埼玉県内でも、荒川の西岸エリア(川越、所沢など)と、右岸エリア(さいたま、川口など)は、交流がまったくないというものだ。

■荒川をまたぐのは武蔵野線と川越線くらい

実際、埼玉県の鉄道路線図を見ると、埼玉県と都内を結ぶ路線は、東から順に、つくばエクスプレス、東武スカイツリーライン、埼玉高速鉄道、京浜東北線、埼京線、東北新幹線、東武東上線、西武新宿線と、ざっと数えただけでも8路線あり、さらに細かく分類すれば、湘南新宿ライン、上野東京ライン、上越新幹線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ副都心線なども入ってくる、それに対し、埼玉県内の「荒川の壁」を越えるのは、武蔵野線と川越線の2路線のみ(秩父鉄道は、上長瀞―親鼻間で荒川を渡るので、壁と言われる部分より上流部で渡ることになる)。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)