中国人が山ほど金使う「日本観光」の残念な実情

中国人が山ほど金使う「日本観光」の残念な実情

訪日中国人富裕層にとって日本への観光におけるいちばんの楽しみはグルメです。写真はイメージ(写真:horiphoto/PIXTA)

訪日中国人富裕層は、地方の観光地にとってインバウンド戦略の重要なターゲットである。

中国人富裕層が日本観光にますます注目するようになっているが、筆者が地方自治体や企業の方々からよく尋ねられるのは、「訪日中国人富裕層を取り込みたいが、方法がわからない」ということだ。

地方だけでなく東京・大阪といった都市圏ですら、訪日中国人富裕層への理解は非常に不足しており、ビジネスチャンスを逸失している状況だと筆者は痛感している。

今回は、地方にとっても訪日中国人富裕層を取り込むには有望なジャンルのひとつである「グルメ・ツーリズム」をご紹介したい。

■訪日中国人富裕層のこだわりとは?

彼らのいちばんのこだわりは、間違いなくグルメだ。昔から中国人は「美味」を好む。貧困時代を乗り越え、経済状況がよくなった時期の最初の象徴は食卓だった。食べきれないほどの料理でおもてなしするのが、中国人ならではの流儀で、食べきれる量しかないということは貧乏くさい、ケチっぽいという意識を持っている人も多い。

海外旅行では、西洋料理などを楽しみにミシュランの星付きレストランに行くが、不慣れな食材や調味料が多く、必ずしも口に合わないことも事実である。

しかし、日本料理は違う。同じアジアなので、食材や好みが近い。

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