コンビニオーナーがここまで苦しんでいる理由

コンビニオーナーがここまで苦しんでいる理由

人手不足はもちろん、ほかにも課題が見えてきます(写真:syogo/PIXTA)

今や「コンビニ地獄」という言葉さえも定着してしまった感のある、セブン-イレブンなどコンビニオーナーの窮状。テレビのニュースやワイドショーなどでもさかんに報道され、これまで順風満帆だったコンビニ業界に大きな試練の風が吹いている。ついには、公正取引委員会がコンビニの24時間営業の強要は独占禁止法が禁じている「優先的地位の濫用」に当たる可能性があるとして、独禁法適用を検討しているという報道も出ている。

コンビニビジネスが陥った失敗とは何だったのか……。その未来像も含めて考える。

■企業戦略のバイブル「ランチェスター戦略」がベース?

そもそも、今のコンビニは人手不足が大きくクローズアップされているが、それ以前に狭い地域に大量の店舗出店、しかもリスクはオーナーに押し付けるという「フランチャイズチェーン(FC)」の「ドミナント戦略」のあり方が問われている。

ドミナント戦略というのは、特定の地域に優先的に経営資源を投下することで、その地域を支配的なものにする戦略のこと。道路1つ隔てて同じコンビニがある光景はよく目にするが、特定の商圏のシェア争いに勝つ方法として用いられる方法だ。

ドミナント(Dominant)とは、「支配的」あるいは「独占的」という意味があり、 小売業界や飲食店が競合他社に打ち勝つ方法としてよく知られているストラテジー(戦略)だ。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)