サイゼリヤが「低価格なのに儲かる」カラクリ

サイゼリヤが「低価格なのに儲かる」カラクリ

「サイゼリア」が行った画期的な店舗改革とは?(写真:Naoki Nshimura/AFLO)

日夜テクノロジーが進化する中で、ビジネスの手法、言いかえれば「儲けるための仕組み」も、どんどん変わってきている。あるサービスや企業に対して、「格安なのに、なぜやっていける?」「利用料が要らないのに、どうやって稼いでいる?」など、疑問を抱いたことのある人もいるだろう。こうした「儲けの仕組み」について、『うまくいっている会社の「儲け」の仕組み』著者の下玉利尚明が解説する。第3回のテーマは、大手イタリアンファミレスチェーン「サイゼリヤ」について。

ミラノ風ドリア299円(税込み・以下同)、ハンバーグステーキ399円、コーンクリームスープ149円、グラスワイン100円……。これらはすべて2018年12月時点でのサイゼリヤのメニュー価格だ。改めてその安さに驚く人も多いだろう。

例えば、ハンバーグステーキ。同じファミレスチェーンのデニーズには何種類ものハンバーグステーキがラインアップされているが、いちばん安い和風ハンバーグが699円(税抜)。低価格路線のガストでも、いちばん安いハンバーグステーキは449円(税抜)。サイゼリヤの、「税込み399円」がいかに安いかがわかる。

しかも、2014年に消費税が5%から8%に引き上げられたとき、ほかのレストランチェーンが増税分を価格に転嫁し、値上げする中にあってもサイゼリヤはメニュー価格の大半を据え置いた。

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