日本人が大好きなアボカド生産農家を襲う危険

メキシコで最も凶暴なカルテルだとされている。

そのリーダーのルベン・ルセゲラ(通称はエル・メンチョ)は貧困家庭に生まれ、幼少の頃はアボカドの生産を手伝っていたという人物だ。一方、ロス・ビアグラスの場合、アボカド農家に対抗するために自警団を雇ったのが独立し、カルテルとなった。

アボカド農家がカルテルの標的となる中、メキシコメディアでも農家や販売業者の葛藤を取り上げることが少なくない。例えば、人口30万人の都市ウルアパンはミチョアカンの重要なアボカド生産都市の1つであるが、スペイン紙の日刊紙「エル・パイス」の現地駐在記者によると、ベテラン販売業者アレハンドゥロ・ガルシアの息子ガブリエル・ガルシア(26歳) は父親の会社を出たところで殺害された。

「カルテルの要求に応じなかった」というのが理由だ。父親の説明によると、カルテル側はアボカドの売り上げに対して、カルテルがかつて決めた取り分を要求していたという。アボカドの生産と集荷包装業者組合のガブリエル・ビリャセニョール会長によると、最近は強奪や暗殺が増えていると話す。

同組合のセルヒオ・ゲレロ前会長が辞任したのは、カルテルの1つ、カバリェロス・テンプラリオスのリーダー、セルバンド・ゴメスと、他の企業家や地元政治家を交えて談笑しているビデオが明るみになったからである。すなわち、カルテル、一部企業家そして政治家などが癒着しているわけだ。

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