プリンスホテルがいま「会員制」に進出するワケ



実際、2019年3月期の西武グループの決算報告を見ると、グループ全体の前年からの売り上げ増分353億円のうち、ホテル・レジャー事業が全体のおよそ4割に当たる149億円を稼いでいる。今後、より成長を加速させるために、新たなマーケットの開拓が求められているのだ。

ではなぜ、新たなマーケットとして会員制ホテル事業が選ばれたのだろうか。荒原氏はまず、会員制ホテルは西武グループの強みを生かせる事業であることを強調する。

「西武グループは、全国に豊富なアセット(土地・建物)を保有しており、新規事業とはいえ、いわゆる“仕込み”から始める必要がない。また、これまで培ってきた別荘開発やホテルのオペレーションのノウハウも生かすことができる。

これらを組み合わせれば、会員制ホテルで先行する他社とも、十分に競争できるのではないかというのが、事業を検討し始めたそもそものきっかけだ」と話す。

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