ソニーが自動車業界から人を続々引き抜く理由

ソニーが自動車業界から人を続々引き抜く理由

ソニー車業界から続々引抜き

ソニーが自動車業界から人を続々引き抜く理由

一度は「負け組」の烙印を押されたがそこから復活した(撮影:尾形 文繁、デザイン:小林 由依)

ソニーが今、完成車メーカーやティア1(自動車部品の1次下請け)など、自動車業界からの人材採用に力を入れている。「たとえばホンダのような大手自動車メーカーであったら、大人数のプロジェクトで歯車の1つであっても、ソニーに行けば自分が牽引できる立場になり、研究開発環境もよい。そこで普通の半導体メーカーには行かない完成車メーカーの人材も、ソニーならと転職を決めている」(ソニー関係者)。

彼らを引き寄せているのが、半導体子会社のソニーセミコンダクターソリューションズだ。

「これから事業参入しようという新しい部署なので、何事にも意欲的に、自分で考えて行動できるようなポジティブな方を歓迎します」――。

こんな触れ込みで、ソニーのホームページの中途採用の欄には半導体関連の求人が複数掲載されている。募集している職種は、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転車向けセンサーのソフトウェアエンジニア、自動車の安全規格に準拠した開発体制を構築するための品質担当エンジニアなど。なぜ自動車業界の人材が必要なのか。

■次の成長軸の一つが車載半導体

7月1日発売の『週刊東洋経済』は、「ソニーに学べ!」を特集した。2008〜2014年度の7年間で6度の最終赤字に陥り、一度は「もう終わった会社」の烙印を押されたソニーだが、今や高収益企業に変貌している。

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