小泉進次郎という政治家を徹底分析してみる

小泉進次郎という政治家を徹底分析してみる

小泉進次郎さんは、政治家としてどんなビジョンや政策を持っているのでしょうか? これまで手がけてきた活動を中心に分析していきます(撮影:尾形文繁)

7月21日に投開票を控える第25回参院選。自民・公明の与党が改憲勢力で3分の2を維持できるかどうかが焦点の1つだ。その与党・自民党の9人の有力政治家・首相候補の言葉、著作の分析を積み重ねた『自民党 価値とリスクのマトリクス』から、小泉進次郎氏の章を丸ごとお届けする。

■横須賀育ち、体育会系の気質

将来の首相候補と言われる小泉進次郎さん。父は言わずと知れた小泉純一郎元首相です。

自民党の若手でありながら、時に安倍政権に対して大胆な批判的見解を述べ、地方遊説では圧倒的な人気を集めています。一方、これほど注目されるホープでありながら、どのような考え方の政治家なのかは、国民にあまりよく知られていません。

各地での演説でもキャッチーなワンフレーズばかりが取り上げられるため、いかなるビジョンを持った人物なのか、判然としないのではないでしょうか。

それもそのはず。小泉さんは、自らの考えをまとめた書籍を1冊も出版していません。

ノンフィクションライターが彼の言葉を集めたものや、自民党の福田達夫代議士との対談(田崎史郎『小泉進次郎と福田達夫』2017年、文春新書)は出版されていますが、自ら書いた本はありません。自分の考えをまとめた論文やレポートなども皆無に等しいため、なかなか全体像がつかみづらいという特徴があります。

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