遺産相続めぐる「骨肉の争い」はこんなにも醜い

遺産相続めぐる「骨肉の争い」はこんなにも醜い

働き盛りのビジネスパーソンが、近い将来直面するのは親に関する難題だ(デザイン:熊谷直美)

相続トラブルというと、多額の資産を持っている富裕層の家庭で起こるものと思われがちですが、そうとは限りません。財産をそれほど持っていなくても、相続をめぐる争いはどこの家庭でも起きます。

■ケース1:仲のよいきょうだいの関係が完全崩壊

『週刊東洋経済』8月5日発売号は「相続・終活・お墓」を特集。最新事情を追っています。ここでは筆者が弁護士時代に遭遇した、実際の紛争を紹介しましょう(事実関係については一部変更しています)。紹介する家族は明日のあなたの姿かもしれません。誌面版、「弁護士は見た!」です。相続で不幸にならないための、他山の石としてください。

Aさんは4人きょうだいの末っ子です。もともときょうだい仲はよく、互いに行き来もありました。父親はすでに亡くなっていましたが、母親が亡くなると途端に関係が悪化しました。

きっかけは母親と同居していた長男が母親の預貯金をすぐに示さず、自分がその多くを相続すべきと主張したことです。長男は「長男だから家を継ぐのは当然」で、預貯金の詳しいことをきょうだいに開示する必要はないと考えている様子でした。しかも「自分たちは両親が亡くなるまで介護を行っていたのだから、その分も多く遺産をもらえるはずだ」と主張しました。

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