トヨタ「世界一のスポーツカーメーカー」への道

トヨタ「世界一のスポーツカーメーカー」への道

6月に行われたル・マン24時間レースで2連覇を達成したTOYOTA GAZOO Racing(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

昨年、遂にル・マン24時間レースで念願の初優勝を果たしたトヨタ ガズーレーシング(以下TGR)。6月に行われた今年のル・マン24時間レースでは2連覇を達成した。

出場するワークスチームは昨年に続きTGRだけとなれば、周囲の見方も、もしかすると身内にとっても「勝って当たり前」になる中、今回のレースに向けて、TGRはどのように備えてきたのだろうか。

いったい、何を変えたのか、それとも変えなかったのか。TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表 兼 GAZOO Racing Company GR開発推進領域(領域長)の村田久武氏に、レース前に聞いた。

■2016年時点でポルシェには対抗できた

「去年から今年で大きく方針を変えたわけではないです。それこそ2016年に残り4分でリタイアしたときにはすでに、クルマとしては十分ポルシェに対して戦闘力のあるクルマ、速いクルマはできていたんですよね。ただ自分らのミスで勝てない年がずっと続いてました」(村田氏)

あと1周で勝利というところで、中嶋一貴選手の「ノーパワー!」という悲痛な叫びが響いたのは2016年のル・マンである。2014年も、14時間まで首位を走りながら配線のトラブルでマシンがストップしている。24時間を走り切るのがル・マン。

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