デジタル通貨「リブラ」が普及するとどうなるか

デジタル通貨「リブラ」が普及するとどうなるか

アメリカの議会上下院で公聴会が行われ、リブラ担当者のデヴィッド・マーカス氏が質問に回答した(写真:REUTERS/Joshua Roberts)

リブラ協会が発行を計画しているデジタル通貨「リブラ(Libra)」が注目を集めている。リブラ協会はフェイスブックが中心となって活動を始めたが、VISAやPayPal、eBay、Uberなどといった著名な企業が設立メンバーとして参加している。

協会のWEBでは、リブラの使命は「シンプルなグローバル通貨と数十億人に力を与える金融インフラを提供することだ」と述べている。

発展途上国の国民や低所得者を中心に、世界では多くの人が銀行に預金口座を開設することができず、金融サービスの利用に低所得者ほど高い手数料を支払わされている。そうした現状を変えようというのだ。

(注)以下、リブラに関する説明は基本的にリブラ協会の日本語ページ(languageで日本語を選択)から引用しているが、意味が分かりにくい場合には英語のページを参照して表現を変えている

■通貨バスケットを採用し準備資産を保有

リブラ協会があげているリブラの特徴は、以下の3点だ。
1.安全て?、スケーラフ?ル(取引量増大や機能拡張に対応可能)で、信頼性の高いフ?ロックチェーンを基盤とする
2.準備資産による裏付けによって実体のある価値を付与する
3.エコシステムの発展を目指す独立したリブラ協会か?運営する

ビットコインで使われているブロックチェーンの技術を使った取引には、取引の検証作業に誰もが自由に参加できるパブリック型(開放)型と、限られたメンバーだけが参加できるコンソーシアム(閉鎖、private)型がある。

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