鉄道模型大手「KATO」が新工場、何を造るのか

鉄道模型大手「KATO」が新工場、何を造るのか

埼玉県内の工事現場に掲げられた「カトー」新工場建設の看板(筆者撮影)

東武東上線鶴ケ島駅から徒歩約15分。養命酒製造が運営する太陽光発電所に隣接する、約3万2000uの広大な土地で、6月下旬から工事が始まっている。建設されるのは延べ床面積約8000uの3階建ての倉庫。竣工予定は来年2月末だが、倉庫の建設工事は第1期工事で、第2期工事で工場が建つ。

現時点では何階建ての工場になるのか不明だが、建築面積は倉庫の約3倍。倉庫と同じ3階建てになるのであれば、延べ床面積は1万uを超える。

この倉庫と工場の施主は株式会社カトー。鉄道模型のトップメーカーである。

■海外にも多くのファン

日本国内の鉄道模型市場は、Nゲージと呼ばれる150分の1スケールの製品が市場の8割を占める。店頭で見かける鉄道模型の大半がこのサイズなので、欧州で主流のHOゲージ(87分の1、日本は80分の1)はかなり大きく見える。

メーカーは60社以上あると言われるが、カトーとトミーテックがツートップ、それに続くのがマイクロエースで、鉄道模型ショップに並ぶのはこの3社の製品が大半だ。

アメリカ向けは創業間もない時期から部品供給を行っていたようで、欧州への出荷も1983年に開始。1986年にはアメリカ法人を設立しており、海外にもファンは多い。

トミーテックが大半を海外で生産しているのに対し、カトーの製品は国産。ジオラマ制作に使う樹木や駅舎、ビルなどの一部は海外生産品だが、車両と線路はすべて埼玉県坂戸市の坂戸工場と、鶴ヶ島市の埼玉工場で製造している。

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