「赤字はダサい」好きへのこだわりが成功を呼ぶ

「赤字はダサい」好きへのこだわりが成功を呼ぶ

内田和成氏(左)と遠山正道氏(右)が「右脳思考」をめぐって語り合った(撮影 黒坂浩一)

早稲田大学ビジネススクール教授の内田和成氏は、近著『右脳思考』の中で、優れた経営者はロジカル思考だけでなく、直感や勘など右脳的要素もうまく活用していると説く。一方、「スープストックトーキョー」、ネクタイ専門店「giraffe」、GINZA SIXに出店し話題になった「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」など独自の感性で多様な事業を展開し、直近ではアートにビジネスやテクノロジーなどを掛け合わせた事業に取り組むスマイルズ代表取締役社長の遠山正道氏。この両氏が企業経営に必要な新しい発想や思考法について、WASEDA NEOで語り合った。

■共通点は、好きなことを仕事にしていること

内田:私は遠山さんと正反対のタイプだと思うのですが、似ているところもあります。それは、好きなことを仕事にしていること。

ただ、仕事である以上、お金がついてこないと続けられませんので、コンサルティングの仕事ならば、クライアントの要求にはしっかり応えつつ、「面白いこと」「ワクワクすること」を提案していく。それが、リストラの案件であっても、しっかりリストラした後にはワクワクするような会社の未来像が描けるような提案をする。

もう少しイメージしやすい例で言えば、私は本を書くのが好きですが、書き続けるためには、売れる本を書かないと、本を出してくれる出版社が見つかりません。その一方で、自分を曲げてまで世の中に迎合する本は書きたくないという気持ちもある。その絶妙なバランスをとって、自分の主義主張を生かしつつ、どう売れる本に仕立てるかを考える。それが面白くてスリリングなんです。

遠山さんとは、少し入り口が違う気もしますが、いかがでしょうか。

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