神保町「大行列喫茶店」に学ぶ3つの差別化戦略

神保町「大行列喫茶店」に学ぶ3つの差別化戦略

2014年のオープン以来、行列が絶えない「TAM TAM」のホットケーキ(撮影:今祥雄)

ホットケーキという食べ物は、地味でありふれていて、手間暇がかかるのに値段が安い。商売として考えれば、あまり魅力的には思えないが、実はホットケーキにはビジネスのヒントが詰まっている――。

『現場力を鍛える』『見える化』など数多くの著作があり、経営コンサルタントとして100社を超える経営に関与してきた遠藤功氏は、「一見ありふれていると思われているホットケーキだからこそ、ビジネスとして成功するチャンスがある」という。

このたび『「ホットケーキの神さまたち」に学ぶビジネスで成功する10のヒント』を上梓した遠藤氏に、今まで出会ったホットケーキの繁盛店の取り組みを参考に、ビジネスで成功するためのヒントを解説してもらう。

■差別化戦略のお手本となるお店「TAM TAM」

神保町の一角に、つねに行列の絶えない喫茶店があります。それが「石釜bake bread茶房TAM TAM」です。

2014年にオープンして以来、行列が絶えることがありません。美味しいコーヒーが飲める喫茶店はほかにいくらでもあるにもかかわらず、「TAM TAM」には長時間待っても構わないと、多くの人たちが並んでいます。

行列が絶えない理由は「石釜焼きホットケーキ」という、「TAM TAM」でしか味わえない味覚があるからです。

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