日韓不和など「どうでもいい」トランプの関心

日韓不和など「どうでもいい」トランプの関心

トランプ大統領は日韓不和にそこまで興味がないようだ(写真:Leah Mills/ロイター)

最近、複数のアメリカ政府高官が、異例とも言える一連の直接的な非難を日本と韓国双方の政府に対して表明した。アメリカの東アジアでの安全保障上最重要の同盟国である2国間の関係の悪化に危機感を募らせたためである。

アメリカ側は以前から日韓関係に懸念を抱いていたが、文在寅政権がGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄するとの決定はアメリカ側の利益に影響すると考えたのだ。韓国によるGSOMIA破棄は、アメリカ政府がここ数年細心の注意を払って育んできた3国間の安全保障協力を弱体化するものにほかならない。

■日本と韓国が耳を傾けているのは

「両国がこうした状況にあることに、このところとても失望している」と、アメリカのマーク・エスパー国防長官は8月28日に記者たちに述べた。

同日、ランドール・シュライバー国防次官補もこの件について詳しく語り、「北東アジアにおいて顕在化する安全保障上の深刻な問題」を度外視する文政権をやや強く非難しつつ、韓国に対しての輸出管理を導入する日本の決定についても「緊張関係に悪影響を与えている」と指摘した。シュライバー氏は、「苦境にはまり込んでしまったら、その苦境を悪化させるべきではない」と述べ、両国に対して慎重に事態を検討することを呼びかけた。

だが、アメリカ政府高官によるこうした率直な発言にいまのところ、文大統領、安倍晋三首相のいずれかが耳を傾けている兆候は見られない。

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