聞こえる言葉が理解できない人が直面する危険

聞こえる言葉が理解できない人が直面する危険

APD(聴覚情報処理障害)という言葉を知っていますか?(写真:KY/PIXTA)

話をしていて聞き間違いが多い、声は聞こえているのに言葉として理解できない。就職や転職あるいはアルバイト始めたことをきっかけに、そのような悩みを抱える人がいます。しかし、耳鼻科に行って聴力検査を受けても結果は「異常なし」。

こうした症状はAPDと呼ばれ、近年、注目を浴びつつあります。自分は該当するのか、聞き取りをよくするためにどういったことをすればいいのか、耳鼻咽喉科専門医で『聞こえているのに聞き取れないAPD【聴覚情報処理障害】がラクになる本』著者の平野浩二氏に聞きました。

■簡易的な診断方法

APDは、Auditory Processing Disorderの略で、「聴覚情報処理障害」と訳されます。次の項目をご覧ください。

□「え?」または「何?」という言葉を1日に少なくとも5回あるいはそれ以上言う
□しばしば言われたことを間違って理解している
□音の識別に関して困難を感じたことがある
□背景の音がするとすぐに気が散る
□聴覚チャンネルを通しての学習がうまくいかない

これはAPDであるかを簡易的に診断できるチェックリストの一部です。

APDの大きな特徴は、2つです。1つは、相手の声が「音としては聞こえているのに、言葉として聞き取れない」ことです。

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