実録!「連帯保証人」になってわかったMMTの本質



私は貨幣に関する知見を、経済学からではなく、経営の現場や複式簿記から学んできた。そして貨幣論に関する知見は主に文化人類学の書籍の中に見いだすことになった。

人類学のフィールドワークは、貨幣交換の先駆的形態としての物々交換社会など存在していないことや、部族社会における贈与、蕩尽、ポトラッチ(贈答交換)、沈黙交易、クラ交易(儀礼的交換)といった習俗の中にすでに前貨幣的な経済が息づいていたことを報告している。

そして喜捨、お中元、お歳暮といった贈答の習慣からバレンタインデーのチョコレートに至るまで、この世界には等価交換とは異なる交換が今でも生き続けている。

貨幣は、等価交換を促進する万能の商品であり、貨幣こそが経済を発展させてきたという伝統的な考え方には、根本的な錯誤がある。

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