じわり増える「ネオ和食」とはいったい何か

じわり増える「ネオ和食」とはいったい何か

デリファシャス一番人気の「漬けマグロチーズバーガー」。ボリュームもすごいが、作り方にもかなりこだわりがある(撮影:梅谷秀次)

最寄り駅から徒歩約10分と遠いにもかかわらず、食通の大人が集まるハンバーガー屋がある。そして、客の半数以上を香港、シンガポール、韓国その他の外国人観光客が占める。食通や観光客がわざわざここまで来て食するのが、見た目もハデな「フィッシュバーガー」である。

「デリファシャス」というその店は、元すし職人が東京・中目黒に2016年12月に開いた。白身魚のフライを挟んだハンバーガーなら食べたことがある、という人もいるだろう。しかし、「漬けマグロチーズバーガー」「江戸前アジフライバーガー」「西京焼きの最強バーガー」「出汁巻き卵ドッグ」というメニューからもわかるように、同店のバーガーは、一般的なフィッシュバーガーとは一線を画す。

■キャベツにたくあん、パンにはバターしょうゆ

何しろ創業者が元すし職人なので、レシピへのこだわりようが半端ないのだ。

まず、豊洲市場から仕入れる天然魚は、塩締めや昆布締めを行う。その後2日ほど寝かせる場合もある。ソースはすべて、魚介類に合うよう工夫したオリジナル。合わせるバンズは、高田馬場の人気パン屋「馬場フラット」の甘めで柔らかいパン。揚げ油は、風味がよく軽い揚げ上がりになる綿実油を、野菜を炒める油は、高級な太白ゴマ油を使っている。

すべてのメニューに、一手間も二手間もかけている。

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