渋谷の展望施設は観光の「弱点」を克服できるか

渋谷の展望施設は観光の「弱点」を克服できるか

渋谷 回遊性の乏しさが課題

渋谷の展望施設は観光の「弱点」を克服できるか

11月に開業する展望施設「渋谷スカイ」上空からスクランブル交差点を見下ろしたイメージ(画像:渋谷駅街区共同ビル事業者)

JR・東急・京王・東京メトロの各線を合わせた渋谷駅の1日平均乗降客数は、2011年の約300万人を底に再び増加傾向にあり、2017年は約332万人だった。しかし、「観光」に着目すると、回遊性の低さなどさまざまな問題点を抱えている。

駅周辺では今年11月、渋谷の新たなランドマーク「渋谷スクランブルスクエア」が開業し、屋上部分には今後の渋谷観光の目玉となりうる展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」がオープンする。また、旧東急プラザ渋谷を含むエリアにオープンする「渋谷フクラス」には、成田、羽田空港からリムジンバスが乗り入れるバスターミナルや、新しいコンセプトの観光支援施設「shibuya-san(シブヤサン)」が12月に誕生する予定だ。

こうした施設は、渋谷の観光課題の解決に寄与するのだろうか。

■「渋谷スカイ」の集客効果は?

渋谷の観光に関してよく言われるのが、ハチ公像で写真、スクランブル交差点でムービーを撮影したらそれで満足してしまい、そのまま新宿や六本木などほかの街に移動してしまうという傾向だ。インバウンドに関してはとくにその傾向が顕著であり、人が集まる割に地元に落ちるお金が少ない。

観光都市としての渋谷の課題を一言でまとめるならば、わかりやすい観光資源が少なく、回遊性が乏しいということになるだろう。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)