ポルシェ初のEV「タイカン」は、何がすごいのか

ポルシェ初のEV「タイカン」は、何がすごいのか

ポルシェ初のフル電動スポーツカー「タイカン」はワールドプレミアを世界3大陸で同時に開催した。写真は中国で行われた発表会の様子(写真:ポルシェ)

9月上旬、ポルシェがブランド初の電動スポーツカーとなるタイカンのワールドプレミアイベントが、北米、ヨーロッパ、中国の世界3カ所で同時に開催された。もちろん、この3つの地域はタイカンにとって主要市場なのだが、実は会場には、その中でも再生可能エネルギーの活用を積極的に推進している地域が選ばれていた。

北米の舞台はアメリカ・カナダ国境のナイアガラ。水力発電が盛んだ。ヨーロッパはドイツ・ベルリン近郊の太陽光発電に力が入れられているノイハルデンベルクが選ばれた。そして筆者も臨席した中国の会場は、福建省は平潭島の風力発電施設のそば。福州市の市街からバスで2時間近くも揺られて、ようやくたどり着いたのだった。ともあれ水力、太陽光、風力の3種類の再生可能エネルギーがそろえられたのである。

ドイツ・ポルシェAGのプロダクト&コンセプト担当副社長、ゲルノート・ドエルナー氏は「EV(電気自動車)は再生可能エネルギーで走らせなければ意味がありません」と断言する。ポルシェにとっての、そんなモビリティの未来に向けた決意が、この3極同時発表には秘められていたと言えるだろう。

■電動化で実績を重ねてきたポルシェ

「ポルシェにとって今はピュアスポーツカーカンパニーからエクスクルーシブでスポーティーなモビリティの最も成功したプロバイダーへと転換していく重要な時期にあります。

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