
鉄道4社、ソラシドエアと「異業種コラボ」の狙い
2019年10月29日 07時20分 東洋経済オンライン
2019年10月29日 07時20分 東洋経済オンライン
2019年10月26日 07時10分 東洋経済オンライン
九州・沖縄を拠点とする航空会社、ソラシドエアが首都圏の私鉄4社とコラボ企画「ソラ鉄」のキャンペーンを展開する。各社一押しの駅でオリジナルデザインの乗車券を販売したり、飛行機の機内に演出を施したりと、11〜12月の2カ月間限定で特別企画を実施する。
参加する私鉄4社は京成電鉄、京浜急行電鉄、西武鉄道、東急電鉄。「九州の翼」と首都圏の私鉄という、あまり共通点がなさそうに見える航空・鉄道会社が手を組む「異業種のコラボ」の狙いは何か。
■九州・沖縄が地盤のソラシドエア
ソラシドエアは2002年、本社を置く宮崎と東京(羽田)を結ぶ路線を開設した。その後、熊本、長崎、鹿児島、大分の九州各地と羽田、さらに沖縄(那覇)―名古屋(中部)・神戸・石垣の各路線など、九州・沖縄を中心にネットワークを拡大。現在は11路線を運航している。
2015年に社名をそれまでの「スカイネットアジア航空」から、ブランド名だった「ソラシドエア」に変更。英語表記の「Solaseed」はSola(空)とSeed(種)を組み合わせたもので、「空から笑顔の種をまく。」をコーポレートスローガンに掲げる。
機材は13機のボーイング737―800型機を運用。首都圏と九州各地を結ぶため、観光や帰省などの家族連れが乗客に多く、比較的女性の乗客の割合が多い。