妊娠発覚で「夫が豹変」32歳の妻を襲った絶望

妊娠発覚で「夫が豹変」32歳の妻を襲った絶望

妊娠発覚から夫婦関係が変質していった32歳女性の「決断」とは…(写真:naka/PIXTA)

人生は、思い描いていたとおりに進むとは限らない。予測もつかないタイミングで子どもを授かったり、1度は愛を誓い合った相手から思わぬ形で裏切られたり。「まさか」と思うような人生の落とし穴は、そこかしこに転がっている。

とくに子どもがいるうえでの離婚は想像以上に過酷であり、その後の人生をどう生きるか、いやが応でも何らかの「選択」を迫られることになる。大人同士の事情で生じた生活の変化から、いかにして子どもたちを守っていけばいいのか。そのうえで自分自身の幸せをどう再構築するか。

「離婚にあたっては、最後の最後まで本当に悩みました。だって私は息子の親だから。息子にとっては、お母さんとお父さんは私たちしかいないんだから、って。ひたすら耐えろ、耐えろ、と必死で自分に言い聞かせていました。本当は今でも、離婚という選択が正しかったかどうかわからなくなる時があるんです」

ストレートな気持ちを語ってくれたのは緒方恵子さん(仮名、32歳)。精神を病み、ともに結婚生活を送ることが難しくなってしまった夫との離婚を、激しい葛藤の末に選択した。

恵子さんの転勤先だった東北と、夫の住む東京での遠距離恋愛を順調に育み、東日本大震災を乗り越えて結婚に至った順風満帆だったはずの2人に何が起こったのか。出会いから離婚までを追った。

■同じグループ会社の内定者研修で知り合った2人

恵子さんと夫が出会ったのは2008年。

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