地方鉄道の「カリスマ社長」が新任地で挑む課題

地方鉄道の「カリスマ社長」が新任地で挑む課題

9月にえちごトキめき鉄道の社長に就任した鳥塚亮氏(写真:えちごトキめき鉄道)

新潟県を走る第三セクター鉄道、えちごトキめき鉄道の新社長に2019年9月9日、鳥塚亮氏が就任した。鳥塚氏といえば、2018年6月まで千葉県の第三セクター鉄道、いすみ鉄道で社長を務め、レストラン列車の運行など数々の新機軸を打ち出し、地方ローカル線の活性化を行ったことで注目された人物だ。これからのえちごトキめき鉄道がどのように運営されてゆくことになるのか、鳥塚氏に聞いた。

■たくさんの観光資源がある路線

――まず、現在のえちごトキめき鉄道の概要を教えてください。

旧JR北陸本線の市振―直江津間を転換した「日本海ひすいライン」59.3kmと、旧JR信越本線の妙高高原―直江津間を転換した「妙高はねうまライン」37.7kmの2路線、計97kmの路線を有しています。

両線とも電化されていますが、日本海ひすいラインは途中の糸魚川―根屋敷間に交流と直流の接続区間があり、ここを境に西が交流電化、東は直流電化されています。そのため、旅客列車は気動車を用いて直通運転を行っています。また、JR貨物の列車が全線を直通する形で運転されています。

妙高はねうまラインは全線が直流で電化され、基本的に旅客列車は電車を用いて運転されていますが、気動車の観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」が、週末を中心に上越妙高―糸魚川間を往復しているほか、日本海ひすいラインから気動車が乗り入れることもあります。JR貨物の貨物列車の運転も可能となっていますが、現在は貨物列車の設定はありません。

この2つの路線について、内部では「海線」「山線」と呼ぶこともあります。

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