NHKで話題、「荒川決壊」が鉄道に与える深刻度

NHKで話題、「荒川決壊」が鉄道に与える深刻度

台風一過の10月13日、増水した荒川。京浜東北線・東北本線荒川橋梁付近(筆者撮影)

12月2日から放送が始まった、NHKのドラマ「パラレル東京」が評判だ。内閣府が公表した首都直下地震の被害想定に基づき、ビルの倒壊、群集雪崩、大規模停電、火災旋風、物資不足などが描かれる。

第4話にあたる12月5日のテーマは東京東部の堤防決壊。日本列島各地に甚大な被害をもたらした10月の台風19号で、長野車両基地に留置された10編成もの北陸新幹線車両が半ば水没してしまった光景は、多くの人の脳裏に焼き付いたことだろう。

その台風襲来の当日、ネット上では、こんな言葉が飛び交っていた。

「さすが昭和戦前生まれ、日本最古の地下鉄東京メトロ銀座線。ほかの地下鉄が運休しているのに銀座線は動いている!」

確かに10月12日、首都圏での地上のJR路線、私鉄が全面運休、それに多くの地下鉄路線(区間)が運休となっても、銀座線は動いていた。「こんな暴雨風の中でも地下鉄は動いている」と驚いた方も多いだろう。

だが事態はこの後、意外な展開となる。

■台風上陸当日の状況

時間を追って見ていこう。台風19号が伊豆半島に上陸したのは12日19時頃である。暴風雨に備えて東海道新幹線・東京―名古屋間は12日の始発から運行休止となった。東京周辺のJR在来線では、10時に運行休止の東海道線(東京―熱海)を皮切りに、13時までにはすべての路線で運行を休止した。

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