恵方巻きだけじゃない!「食品ロス」に秘伝の策

恵方巻きだけじゃない!「食品ロス」に秘伝の策

大量廃棄で話題になった恵方巻きだけでなく、いまや食品ロスの対策は企業にとっても喫緊の課題だ(写真:美殿 / PIXTA)

「恵方巻きは氷山の一角」――。

毎年、節分になると、食品スーパーやコンビニで恵方巻きを即売する光景が見られる。その大量廃棄がネット上で話題になったこともあり、夜遅く店頭を横切ったとき、「明日になったら捨てられるのか。もったいない」という感情を抱く消費者は少なくない。

そうした素朴な市民感情を受け、農林水産省は2019年2〜4月にかけて食品小売業7団体を通じ、恵方巻きのロス削減に対する取り組みを実態調査。さらに12月20日、恵方巻きなど季節商品の需要に見合った販売推進を、関連団体に要請した。すでに政府は10月から「食品ロス削減推進法」を施行し、2020年3月末の基本方針策定を急いでいる。

コンビニエンスストアや食品スーパーなど大手小売りチェーンは、政府・自治体から食品(フード)ロス削減へのプレッシャーを感じざるをえない。2月上旬に全国各地で繰り広げられる恵方巻き販売競争では、イオンリテールが12月12日に恵方巻きの先行予約期間延長などを発表。他社も追随し、自主的な取り組みの本気度が注目されている。

■コンビニが試す期限切れ品の値引きクーポン

「食品ロス」とは、売れ残りや規格外品、返品、食べ残し、直接廃棄など、”本来食べられるのに捨てられている食品”を指す。では日本国内で年間どれほど発生するのか。

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