GAFAらの横暴な戦略を抑えるためにできること

GAFAらの横暴な戦略を抑えるためにできること

大手テクノロジー企業が繁栄する一方で、所得格差がかつてないほど拡大している。エリートによる市場の独占を止める手立てはあるのだろうか?(写真:Rhetorica/PIXTA)

グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトといった巨大テック企業は、驚くほどの利益を上げている。それなのに、アメリカはかつてないほどの格差に苦しみ、多くの市民はイノベーションの恩恵を受けているようには見えない。中流階級の生活は手の届かないものとなってしまい、所得階層の上位1%と残りの99%との間の溝は広がるばかりだ。

ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・E・スティグリッツは、『スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM』の中で、格差が拡大し、富が分配されない要因を詳細に分析している。今回、『スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM』から、この問題に対するスティグリッツの考え方を、一部抜粋してお届けする。

■ピーター・ティールの驚きの主張

アメリカでは、ごく少数のエリートが経済を支配しており、日増しに増える底辺層にはほとんど資源が行き渡っていない。

ある調査によれば、アメリカ人の40パーセントは、子どもが病気になったり車が故障したりして400ドルが必要になったとしても、それを賄う力がないという。

その一方で、アメリカで最も裕福な3人、ジェフ・ベゾス(アマゾン)、ビル・ゲイツ(マイクロソフト)、ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイ)の資産の合計は、アメリカの所得階層の下位半分の資産の合計よりも多い。

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