1400年分の資料から「地震予想」する男の超知識

1400年分の資料から「地震予想」する男の超知識

得意分野は天気予報よりも災害というウェザーニューズの山口剛央さん。趣味を仕事にした山口さんの熱意とは?(撮影:梅谷秀司)

この連載では、社業を極める「オタク」たちに焦点を当てている。そこには、“好き”を仕事にする、仕事を好きになりたい人へのヒントがあるのではないかと思うからだ。

今回インタビューしたのは、世界最大の気象情報会社・ウェザーニューズの山口剛央さん。同社が24時間ネット配信する天気予報で解説員を務めている。得意分野は天気予報よりも災害だという。

熊本地震では1度目の大地震のあとも「また強い揺れが来るかも」と警戒を呼びかけていた。2日後に“本震”が来たことは言うまでもない。この呼びかけは、彼の頭に詰め込まれた膨大な災害データを根拠としている。どうやってその知識を身に付けたのかに迫る。

■熊本地震では、強い地震への警戒を伝え続けた

――山口さんはほかの気象解説員とは少し違って、天気予報よりも地震や火山、災害の解説がお得意だそうですが、災害の解説とはどういうものでしょうか。

2009年頃から大きな地震が起きたときに、出演して解説させていただいています。東日本大震災のときは、30時間ぐらい連続で出演しました。今後どれくらいの期間気をつけるべきかとか、津波を伴うような地震がまた来るのかなど、キャスター役の人がいろいろ聞いてくるので、それに答える形で伝え続けました。

――2016年の熊本地震では、1度目の地震が起きた後も、まだまだ警戒が必要と呼びかけていたそうですね。

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